震災詠十二句
震災詠十二句
誰が統ぶやこの荒涼の春の惨
渚より蛍となりて帰り来よ
捜す手の祈る掌となる秋立つ日
荒涼の春となりけり放れ牛
鉄橋の落ちて鮎なき川となる
故郷へ線路途切れて秋の雲
祈りもて陸奥新酒酌みにけり
烏瓜手繰るが如く友の逝く
三月は悲の月十日我が生る
春寒ヤ下ノ渚二居リマス賢治
園舎なき空をただよふ石鹸玉
原発や白詰草に遊べない
誰が統ぶやこの荒涼の春の惨
渚より蛍となりて帰り来よ
捜す手の祈る掌となる秋立つ日
荒涼の春となりけり放れ牛
鉄橋の落ちて鮎なき川となる
故郷へ線路途切れて秋の雲
祈りもて陸奥新酒酌みにけり
烏瓜手繰るが如く友の逝く
三月は悲の月十日我が生る
春寒ヤ下ノ渚二居リマス賢治
園舎なき空をただよふ石鹸玉
原発や白詰草に遊べない
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