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悪い児 震える兎~「塔」3月号 山下洋・選 #tanka #jtanka #「塔」

うめ



悪い児 震える兎~「塔」3月号 山下洋・選

◎「作品2 山下洋 選」そのトップに下の7首が載っていた。一番前に掲載されたのは初めてのこと。ありがとうございました。素直に喜んでいます。

悪い児はゐねが怠ける児はゐねがゐるゐるここに児でない老いが

こんな日があと何回あるのだろう妻のハミング山茶花の散る

二人だけ知る枳殻の抜け道をくぐってあなたは還ってこない

エンドロール流るる中にさりげなく涙をぬぐふ君の隣りに

還暦の顔の奥より立ち上がる 小学四年の秋の泣き顔

空色の自転車を欲す少年の行きつ戻りつ跳ぶけんけんぱ

眼を閉じて震へとまらぬ兎抱く少年もまた震へるうさぎ

1月号 小林幸子選歌欄評   高阪謙治

ガムランを流してしばし噤む口ここが中盤ここまで順調  宙

 前後の一連で、大学かにおける最後の講義の、作者の心象を詠っていることが分かる。しっかり締め括ろう、という緊張が伝わる。
 講義の中盤、インドネシアの民族音楽ガムランを聴かせる、長い講義では気分転換を挟まないと、学生も教員もダレてしまう。「寝かせはせぬ」の工夫でもあろう。第3句と結句が、作者の充実と集中を読み手に伝えている。

◎批評をいただけるのは実に嬉しいことですね、まして歌会にも出られない(出ない)身にとっては。時折いただくこのような「評」を励みに詠んでもいます。こんな不勉強な「塔」の会員もいることをお許しください。この歌の「講義」には準備を含め大変な苦労をしました。講義中も緊張の連続でした。それが高阪さんの評をとおして、読んでくださる方に伝わることに感謝いたします。ありがとうございました。

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プロフィール

加藤 宙

Author:加藤 宙
俳句や短歌,日々の思い等をつぶやきます。絵本を好んで読み、「幸福とは何か」「わかるとは何か」「祈りとは」などについて考えています。日が暮れる頃、美味しい肴で至福の時を迎えます。「塔」短歌会。

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